カーポートの種類
カーポートには様々な種類はあります。
1台用~複数台用、片側指示、両側指示、後方支持、屋根材の種類など選択肢がたくさんあります。
ここでは簡単にカーポートの種類についてご紹介していきます。
セッパンカーポート(折板カーポート)

よく誤って折半カーポートと書いている人がいますが、折板が正解です。
ガルバリウム素材を山と谷で折った板が屋根になっているのがセッパンの呼び方の由来です。
柱や梁(フレーム)部分はアルミ製だったり、スチール製だったり、アルミの中に鉄で補強を入れたりして使用されています。
イメージ的には風に強い、積雪に強いというイメージですが、実は耐風圧については透明屋根のカーポートとそんな変わるわけではありません。
例えば三協アルミの製品でみると透明屋根タイプでも風速38m~42m/s、強度の高いもので46m/sとなっており、セッパンでも46msですので強度が大きく変わる事はありません。
耐積雪に関して言えば透明屋根カーポートは20cm程度セッパンカーポートは柱や梁(フレーム)を補強して数も増やす事によって隊積雪200cmまで耐えられる商品の仕様もあります。

雪が心配だからとセッパンカーポートをつけらる方が結構多いんですが、実はセッパンカーポートは変形敷地への対応力がとても高い商品です。
台形に作ったり、柱を一本斜めにずらしたり、補強を入れて1本減らしたりとしやすい商品です。
他にもカーポートの上にバルコニーを付けたりもできるので既製品のカーポートで諦めていた駐車場屋根ができる事が多いの特徴の一つとなります。
ある程度の制約はありますが、これまでも「ここにはカーポート付けられないね。」諦められていたお客様の敷地に設置させて頂いたことが数多くあります。
これまでカーポートを諦めていた方も一度業者さんに相談してみると屋根の設置が可能かもしれません。
高さも比較的自由に上げ下げできますし、自由度も高いセッパンカーポートですが、ガルバリウム鋼板でできた屋根になりますので完全な日陰にはなります。
住宅との距離が近い場合は多少部屋の中が暗くなる可能性があります。明かりが採れるポリカ折板というものありますが、強度の関係であまりたくさんは付ける事は出来ないのと、価格少し高くなります。
アルミ+ポリカーボネートカーポート
一般的によくみる透明、半透明屋根のカーポートになります。
カーポートの中でも一番開発が進んでデザインや種類が豊富です。
1台用カーポート
片側支持タイプ

一番オーソドックスなタイプの1台用カーポートごコチラ。画像はLIXILのネスカF1台用になります。
耐風圧38m/S 耐積雪20cm
屋根は正面から見て柱側低くて家側に向かって上がっています。家側に窓があるときに圧迫感を感じにくくなりまっす。
台風の時などには結構揺れますのでサーポート柱などのオプションをつけてもいいかもしれません。

同じ片側支持柱の商品です。こちらは三協アルミ スカイリードの1台用になります。
先ほどのネスカとの違いがありますが何でしょう?
そうなんです。こちらは前が低くて奥が高くなっている奥行勾配になっています。
画像の通りカーポートの後ろ側に家があり窓がある場合奥が上がっていると圧迫感が少なくなります。
また、前からの雨の降り込みが少し少なるメリットもあります。

ちょっとわかりにくいかもしれませんがこちらは柱の屋根を高くして反対側を低くしてある商品になります。
三協アルミのニューマイリッシュ。
家側に柱を建てないといけない条件で家側に窓があるときに圧迫感がなくなるので使いやすいカーポートです。
後方支持タイプ

こちらは三協アルミ 4G(フォーグ)という商品になります。
画像のように場合ですと片側支持柱にするとちょうど玄関前に柱が来そうです。
そんな場合には後方支持タイプだと邪魔にならすに設置ができます。
ただし長い屋根を後側で支えるため強度を上げるために材料費が高い。そして基礎もしっかりと作らいないといけないので工事費用も割高になります。

こちらは四国化成のマイポート7という商品です。 実物を見たことがありますが正直とても格好いいです。
ただしめちゃくちゃお値段がお高いです・・・
一番安いタイプでも商品定価883,500円(税別)となっております。
工事費込みでいくらになるかは現状条件もあるので難しいですが少なくとも商品の定価分くらいはかかるかと思います。
これを施工される方は使い勝手というよりかはデザイン重視かもしれませんね。
2台用カーポート
両側支持タイプ

こちらはLIXILのネスカF2台用 屋根がフラットなタイプで通常屋根の奥が高くて、前の道路側が低い形で設置するケースが多いです。
前からの降りこみが少なくなる、雨樋が前側(画像では左前に設置)についていると道路まで流れやすい。
1台用のスカイリードと同じ理由で後ろに窓がある場合などはこの勾配で設置します。
反対の勾配にする場合。例えば後ろの柱の近くにカーポート用の排水がある場合などはそこにつなげれば雨水を垂れ流さいで済むので反対にする場合もあります。
あくまで決まりはありませんので敷地の状況とお客様の設置したい向きで設置をしています。

メーカーは同じくLIXILのネスカR2台用です。
一昔前まではこの屋根がアール型が主流でしたが最近ではフラットタイプが多くなってきています。
しかしながら同じサイズで定価で10万くらい~お値打ちになる場合も多いのでコストパフォーマンスが高い商品になります。
モダン調の家でほぼ直線でデザインしているような場合でなければアールタイプも良いと思います。

こちらは三協アルミのスカイリードになります。
三協アルミ限りませんが2台用でもフレームを延長することが可能です。
運転が少し得意ではない方や、前面道路が狭くて切り返しが大変な敷地であったりする場合があります。
後方支持タイプのカーポートの設置もいいですが、前のフレームが少し延長されているだけでも随分と駐車がしやすくなります。
すでにコンクリートを打ってあり駐車場がある場合は後方支持のカーポートは設置するのがとても大変です。(後述します。)リフォームで柱が邪魔にならいカーポートを設置したい場合などはこのタイプを検討するの良いかと思います。
後方支持タイプ

こちらは三協アルミのダブルフェースという商品になります。
後方支持と言いながら横に柱がついていますが、柱を奥にもっていっても使えるので2方向で設置できる事からダブルフェースという名前となったと思われます。
先ほど後方支持タイプはリフォームに向かないと書きましたがなぜかについて説明していきます。

これがダブルフェースの施工の納まり図になります。
左の下方にG.L.と書いてあるかと思いますがここが地面になります。
その下に650、1900という数字があって右側の図には900と書かれています。
この数字が基礎の寸法になりまして、幅900mm×長さ1900mm×高さ650mmの基礎が必要になります。
既存のコンクリート駐車場がもしあるなら、90cm×190cmのコンクリートを3ヵ所削り取って処分します。
その3ヵ所を65cm下まで掘って土を捨てます。そのあとでそこにコンクリートを流し込んで基礎を作ることになるのでかなりの大規模工事となってしまいます。
他にもその掘った基礎の部分に配管などがあると移設をしたりする必要が出てきます。
ですので、出来ない事は無いですが手間とリスク、そして余計な費用が多くかかりますのであまりおススメはしてません。

こちらは四国化成のマイポートネクストという商品です。こちらは後ろの柱が2本になります。
ただし基礎がダブルフェースより大きくなり、幅1300mm×長さ2100mm×高さ750mmが2ヵ所となります。
しかし、前方に柱の無いすっきりしたデザインはやはり魅力的です。
敷地とデザイン・予算に合わせて選択肢に入れても良いかと思います。
3台用カーポート

こちらはYKKapのエフルージュトリプルという商品になります。
エフルージュトリプルでは幅7.1mもしくは7.9mの設定があります。
他メーカでもおおよそ似た設定となります。
最近ですとスーパーやマンション駐車場などで、あまり広くない駐車場でも1台2.5mくらいは確保されていると思いますが、7.1mは少し狭い駐車場、7.9mで普通くらいかなと思う程度かと思います。
7.1mですとミニバン1台、軽2台とか、もしくはミニバンクラス2台+駐輪場としてなら余裕を持って仕様が出来ます。
この幅は柱の外から外までなので柱の内側ではもう少し狭くなるので注意が必要です。
2台用と同じようにアールタイプの3台用もありますがあまり最近では使われないのでここでは割愛します。
高級カーポート・デザインカーポート
少し前からの流行りで高級カーポートが増えてきています。
屋根材自体がアルミを使っている製品やポリカーボネート板の屋根の下側に天井材をつけられるカーポートなど。
価格も高いけどデザイン性の高いものや、中間に柱を設置せずに10m、12mの梁を設置して屋根を付けらるもの。
メーカー別にいくつか紹介していきたいと思います。
LIXIL
カーポートSC

屋根がポリカでは無くアルミを使っている製品になります。かなりスタイリッシュなのでモダンな建物にもマッチしますし、ブラックを選べば和風の家でも映えます。
ポリカーボネートの屋根よりも重量があるため柱の周りに作る基礎は大きく作らないといけません。
また施工に手間がかかりますので通常の同サイズカーポートの倍くらいからの金額かかります。
LIXILではこのSCシリーズの商品展開をかなりしています。

3台用のSCになります。屋根に重量があるため片側柱3本になります。

SCのカーポートで後方支持柱の設定もあります。
基礎は幅100m×長さ200cm×55cmが3ヵ所になります。
アーキフィールド

LIXILの梁から屋根を吊下げるタイプの高級カーポートです。1台~3台で設定があります。
雨樋もアルミで作らており、屋根の一部に天井材を張る事ができます。
非常に落ちついたデザイン性の高い商品ですが、まり推されていないのか意外と有名ではないカーポートです。
ナチュラル系の住まいですと非常にマッチするかと思います。
Gルーフ カールーフタイプ

天井材張れて破風(屋根枠)部分も厚みがあるので非常に高級感の高いカーポートです。
元は柱・フレーム・屋根を自由に組み合わせて空間をデザインできるプラスGという商品から派生してできた商品になるかと思います。
アプローチにゲートを作ってそこからつなげてカーポートを作ることができるので一体感のある外構を作ることができます。
ただし、この商品もプラスGも屋根を切り詰めて調整したりすることが不得意な商品になりますので、商品寸法をうまく利用して空間を作っていく必要性があります。
このシリーズ商品に限っては特に扱ったことがない外構業者さんでは設計・施工に戸惑うと思いますので得意な業者さんを探す必要性があります。
三協アルミ
M.シェードⅡ

三協アルミの中で有名な商品がM.シェードになります。
屋根ユニットがトラス構造になっており、デザイン性は抜群です。屋根自体は約90cmのユニットになっていますので見た目よりは比較的施工は早いように思います。
ことらのMシェードもシリーズ展開が豊富です。

ダブルフェースとよく似た仕様で後方支持タイプの展開があります。


車の中間に柱を置かずに10m(片側柱2本)、12m(片側柱3本)まで屋根を飛ばすことができる仕様があります。
12mの梁の場合は前面を屋根を覆うのは奥行4.9mタイプまでなど条件はありますが、それでも中間に柱がないのはすごいも一言です。

以前はシルバー系オンリーでしたが、フレーム・柱がブラックタイプも追加になっていますのでまた使えるケースが増えてきています。(三角のトラス部分はシルバーのみになっています。)
U.スタイルアゼスト

個人的には一番好きなカーポートです。これまで数々の変形敷地や条件の厳しい敷地でも建てることができたケースが多いのこのU.スタイルアゼストになります。
Mシェードと同じように梁は最大12mまで飛ばすことができます。
その他このカーポートの素晴らしいところを簡単に説明しますと、柱、フレームに1台ずつ分の屋根を複数台自由に組み合わせすることができるところです。例えば、

こんな感じのパターン 敷地が少し斜めになっているけど、屋根を1台ずつずらして設置ができます。
ちなみこれは屋根を梁(フレーム)の上に置く梁置きパターン

こちらは左右で長さが違う屋根を設置するパターンでフレームの下に屋根がくる吊下げ式になります。

柱を最大屋根の真ん中まで下げることができる片寄納まり。

片側の柱だけ後ろにずらして斜めに設置できる角度調整納まり。
このように敷地に対する対応力が抜群なので柱設置位置に障害物があってもそこを避けて設置することができるので非常に使い勝手のよいカーポートになります。

他にも同メーカーのMグローリアという目隠しやファサード(玄関正面のデザイン)向け商品との組み合わせができたり、天井材も張れますので一体感のあるファサードを作り上げる事ができる商品です。
こちらも何がどうできるのかは、ある程度詳しくUスタイルを扱っている業者さんじゃないとうまくデザイン・施工が出来ないと思いますので検討される方は地元の優良な業者に複数見積を取ってみてください。

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