外構工事はハウスメーカーでやらないといけない?
私自身も外構工事の請負業者ですので外構工事の競合相手としてハウスメーカーと外構工事店で頼むことはどっちが良いですか?
とさんざん聞かれてきた人間です。
正直なところ、少なくとも大手ハウスメーカーに競合負けした事はほとんどありません。
なぜならハウスメーカーの提案より使い勝手が良くデザインが良い工事がハウスメーカーの外構工事より安くできるからです。
初めて打ち合わせをされるお客様の話を聞くと共通して多いのは、ハウスメーカーの外構図面をもって来られて、こんな感じの図面でこんなにも金額がするんですけど・・・
それでいざ話を聞いてみると今まで外構の打ち合わせをしたり、要望を伝えたことは無いです。
と言われることが多々あったりします。外構の打ち合わせ自体が後回しにされていたり、勝手に図面が作られていて〇〇万円です!と言われたり。
これではお客さんも不安になってしまいます。
それでもハウスメーカーで外構工事する事にしました。
とお断りをいただく場合があります。
その理由をいくつかあげたいと思います。
①住宅ローンを組む際にハウスメーカーじゃないと組めないのでハウスメーカーにします。
これは実は正確ではなくて、外構工事専門店でも見積・契約書が整っていれば住宅ローンに含めてくれる銀行もたくさんあります。
この辺りは早めに確認しておかないと建物着工が近づいてくるとハウスメーカーさんから、今から銀行変えて打ち合わせしてでは着工が間に合いません。〇月に着工させてもらう条件で値引きしているので今更困ります。
と言われればもうこちらとしては何も言えることはありません。
住宅ローン控除について
住宅ローン控除に外構工事が含まれるかどうかの条件は
基本的には建物を取得する会社と同一である事。そして外構工事費用が建物取得価格の10%未満である事との表記が国税庁のページに記載がありましたのでこれに準ずると思われます。
ハウスメーカーでやらないとローン控除は受けられないという事になりそうですね。
ハウスメーカーで外構工事を依頼して、住宅ローン減税の対象として外構工事が含められたとして、例えばその費用が200万円だったとします。
今の減税率は0.7%になるので年間14,000円 最長13年間で182,000円(実際は元金が減るのでもう少し少ないですが)
ハウスメーカーでローン減税に入れて施工した方が得ですよ。
と言われた事がある方みえるかもしれませんが、外構工事専門店で同じ内容で170万円でできるならそちらの方が得ですし、現金部分を外構工事に回せるのであればしっかりとそのあたりも比較検討された方が良いかと思います。
②外構工事と建物引き渡しが同時にできるのでハウスメーカーにします。
こればかりは仕方がありません。
基本的に外構専門店で施工を頼む際はハウスメーカーが建物引き渡しをしてからじゃないと工事着工ができません。
引き渡し前に他業者が入ると建物に傷があった場合どちらの責任かわからない。
工事業者が複数入って現場で作業が出来なくなった。
等のトラブルがあってはいけませんのでこの決まりごとは守らないといけません。
そうすると引き渡しの主導権はハウスメーカーさんにあるので希望日までの完成引き渡しができるのはハウスメーカーになりますので、引き渡しの件でもky縫合負けすることがあります。
外構工事は天候との闘いでもありますので、絶対にこの日までに完成してください。と言われても出来ない場合も中にはあるので期間に余裕が無い場合は外構工事屋の方が工事を断るケースも中にはあるかもしれません。
③安心だし、他で検討するの面倒。そもそもそういうお客さんは来ない。
ちょっと競合負けとは違いますが、そもそも比較検討に来ない。
一定数はこういう方がみえます。
なぜならハウスメーカーが一番安心だから。
ハウスメーカーの提案(図面・金額)に満足しているから。
そういった方でも興味あれば一度他の業者ならどんな提案するんだろう?と比較してみてもいいかもしれません。
ハウスメーカーさんで外構工事をされる方は一定数おみえになります。
そしてハウスメーカーでやりたい方はその方が良いでしょうし、そうじゃないけれどやらざるを得なくなった方はちょっと残念だなと思います。
大体は外構工事の打ち合わせが遅くなってしまい、最終的にまあハウスメーカーでいいか。となってしまうケースが多いように思います。
外構工事の打ち合わせ・相談は早めにされることをお勧めします。
外構専門店に工事を依頼するメリットとは
先ほども少し触れましたが、ハウスメーカーにお願いせずに外構専門店へ相談しにくるのはどんな理由が多いでしょうか?
ハウスメーカーの外構は高いのではないか?
外構が高いんだけれども、これは適正価格ですか?
と訪ねてこられます。一概には言えませんがいわゆる大手ハウスメーカーから見積をもって来られる方はほぼ価格は高いことがほとんどです。


外構工事をハウスメーカーへ依頼をすると、ハウスメーカーは指定の工事会社に見積依頼をします。
指定の工事会社とは、外構専門店と同じ立ち位置の会社でハウスメーカーから指定を受け下請け会社となっています。
ハウスメーカーの工事は高いとも言われている中で指定工事会社は通常の見積よりも安い単価でハウスメーカーに見積を出しています。
しかしながらハウスメーカーが最終的に利益を乗せて見積を出しますのでハウスメーカーの見積は高くなっています。
ハウスメーカーの外構提案はデザインがイマイチ?
ハウスメーカーの外構提案はイマイチ?
ハウスメーカーが直接外構を設計する場合もあるでしょうが、大手ハウスメーカーは指定の外構工事会社を持っている事が多いです。
いくつもプランを見てきていますが、格好いいなと思うデザインもあれば、イマイチだな。と思うものあります。
いくつも見ているとイマイチな理由について気づくことがあります。
①ハウスメーカー側が特定商品うぃ安く仕入れてこの商品を外構プランに盛り込んでください、と指定がある。どの外構プランにもその商品が提案されている。
②ハウスメーカーへ提出する見積もり単価が安いので工事効率の良いプランを作成している。プランが高すぎるとハウスメーカーからクレームが入りやすいです。
③住宅の営業担当が予算と最低限の要望しか言って来ないから予算重視のなんとなくのプランしか作れない。
④建物の受注をしてないプランの依頼が大量に来るため、さばくのに時間がかかりある程度パターンを作ってプランを作成している。
いろいろな事情がありますが、あくまでどれも会社側の理由になるのでお客さんにとっては関係ないのでより良い提案を作ってくれる会社に外構工事を依頼したいものです。
営業担当の外構に対する知識が乏しい
住宅の営業さんは住宅についての知識はとても豊富に持っています。
もちろん住宅ローンや・建築基準法や宅内設備の使いやすさについても勉強していると思います。
外構に関しても駐車場の広さ、車の進入角や全面道路の道路後退などいろいろな勉強もしているとは思いますが、外構専門店の知識には遠く及ばないと思います。
私もハウスメーカーの営業から外構業に参入してきたクチなのでその違いがよくわかります。
住宅の工事の時は基礎工事が終わればよっぽとイレギュラーなどありませんでしたが、外構工事の場合は毎回と言っていいほどのイレギュラーがあります。
20年以上外構に携わっていますが、いまだに初めて遭遇するトラブルなんかもあります。
商品は多岐に渡って多数の商品がありますし、法律も覚えないといけない。役所等への申請もありますし製品それぞれの特性も覚えないといけません。
住宅の営業をしながらそれらを覚えて、デザインの勉強をしようと思ったらそれは相当大変で数年で習得できるものではないと思います。
外構工事屋デザインについてこだわりたい方は知識が豊富な外構専門店に相談した方がスムーズで絶対的に満足度が高いと思います。

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